ネコ目のなかまは、哺乳類の総数約5000種のうち約280種。
しなやかな体、するどいツメとキバをもち、肉を食べるのには、とても都合のいい体をもっています。体の大きさや生活スタイルは種類によってちがいます。
どんななかまがいるの?
ネコ目は、ネコのなかまとイヌのなかまの2つに分類されます。
約5000年前、ミキアスという祖先からネコのなかまとイヌのなかまに分かれました。
今回はイヌのなかまを紹介します。
イヌのなかま
イヌ科
イヌ科にはオオカミ、セグロジャッカル、タヌキ、アカギツネなどいます。
イヌ科のなかまは、足が速くて、さらに長い時間走れるスタミナがあるので、獲物を追いかけてつかまえます。雑食性で、動物の肉のほかにも昆虫や果物も食べます。
クマ科
クマ科にはヒグマ、ツキノワグマ、ホッキョクグマ、マレーグマ、ジャイアントパンダなど全8種います。
クマ科のなかまは、ホッキョクグマが肉食ですが、それ以外は植物を主食とする雑食です。
アライグマ科
アライグマ
アライグマ科のなかまは、南北アメリカに約15種類います。しっぽにしま模様があるのが特徴です。雑食性で木の実、昆虫、小動物、爬虫類を食べています。
レッサーパンダ科
レッサーパンダ
レッサーパンダ科は、レッサーパンダの1種のみです。1日の半分は木の上で寝ています。
スカンク科
スカンク
スカンクは敵におそわれると、強いニオイがする液をかけてきます。
スカンクの白と黒のもようは『くさい武器もってるよ!』って相手に警告するためだよ。
イタチ科
イタチ科のなかまには水辺や海で生活しているラッコやカワウソ、陸の上で生活しているアナグマ、テン、イタチなどがいます。
アザラシ科
アザラシ科のなかまは、鼻がみじかく、毛がみじかいのが特徴です。前足と後ろ足がヒレのようになっていて、アシカより水のなかでの生活に向いています。
ヒレは、いつも体の後の方をむいているので陸で歩くことはできません。そのため陸の上では、足をつかわずに体をクネクネしながら移動します。
アザラシの赤ちゃんはみんな色がちがうんだね。
アザラシの赤ちゃんの体の色はすんでる場所に合わせた保護色なんだ。岩場では黒っぽく、雪の上では白っぽいんだよ。
アシカ科
アシカ科のなかまには耳たぶがあり、前足と後ろ足にはヒレがあります。大きな前足のヒレをつかって水のなかを泳ぎます。陸の上では、アシカはヒレをまげて体をささえ、前足を交互にだして歩きます。
アシカとアザラシはどこがちがうの?
アシカには耳たぶがあるけど、アザラシに耳たぶはなく穴があいているんだ。あとアシカは足で体をささえるんだが、アザラシは体をクネクネして移動するんだ。
セイウチ科
セイウチ
セイウチ科のなかまは、アシカとアザラシの両方の特徴があります。後ろ足のヒレは前に曲がりますが、アシカのようには歩けません。泳ぐときは後足のヒレをうまくつかいます。
セイウチのキバは100cmもあるんだよ。
セイウチのキバは何につかうの?。
敵と戦ったり、体をささえるときにキバをつかうんだよ。
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