【アイゾメヤドクガエル｜両生類】強力な毒をもつカエル

ヤドクガエルのなかまは、危険を察知すると皮膚ひふから猛毒を出して身を守ります。

鮮あざやかな色をしているのは、敵への危険信号です！

大きな動物でもヤドクガエルの毒をもらってしまうと体が麻痺して死んでしまいます

リン太郎

毒があるけど、ヤドクガエルをペットで飼えるの？

ライオン先生

ヤドクガエルの毒は、食べ物に入っている物質から作られるので、ペット用のヤドクガエルには毒がないんだよ。

アイゾメヤドクガエル

無尾目 ヤドクガエル科 ヤドクガエル属

• 学名　　Dendrobates tinctorius
• 英名　　Dyeing poison dart frog
• 体長　　３.８～５cm
• 分布　　ギアナ～ブラジル北東部
• 生息地　熱帯雨林
• 食べ物　アリ、シロアリ、クモ、ダニ

ヤドクガエルのなかまの中では、最大級です。

アイゾメヤドクガエルは、漢字で書くと藍染矢毒蛙。

昼行性で主に林床に生息しています。林床とは、森林の地表面のことです。

オスは繁殖期になると縄張りをはり、メスに求愛行動をとります。メスは、オスをうばい合って争うこともあります。

卵は１回に６～１０個、落ち葉の下に産み落とします。孵化ふかしたオタマジャクシは、両親の背中に乗せられて、水たまりへ運ばれます。

アイゾメヤドクガエルの体は、とても鮮やかな色をしています。四肢と腹は青色で、背中には黒と黄色の太い縞しまがあります。色の割合は個体によって異なります。

その他のヤドクガエルのなかま

コバルトヤドクガエル

無尾目　ヤドクガエル科

• 体長　　４～４.８cm
• 分布　　スリナム南部
• 生息地　森

森林を流れる小川の生息。

オスは卵を守り、ふ化するとオタマジャクシを背中にのせて移動します。

イチゴヤドクガエル

無尾目　ヤドクガエル科

• 体長　　２～２.４cm
• 分布　　ニカラグア南東部～パナマ北西部
• 生息地　熱帯雨林

メスは、ふ化したオタマジャクシを背中にのせて移動します。

キオビヤドクガエル

無尾目　ヤドクガエル科

• 体長　　３～４cm
• 分布　　南アメリカ北部
• 生息地　熱帯雨林

オスは卵を守り、オタマジャクシのお世話をしてます。

モウドクヤドクガエル

無尾目　ヤドクガエル科

• 体長　　４.５～４.７cm
• 分布　　コロンビア西部
• 生息地　熱帯雨林

ヤドクガエルのなかまで最強の猛毒を持っています。

子育ては、オスもメスもしますよ。

マダラヤドクガエル

無尾目　ヤドクガエル科

• 体長　　３.２～４.２cm
• 分布　　ニカラグア南東部～コロンビア北西部
• 生息地　熱帯雨林

オスは、ふ化したオタマジャクシを背中にのせて移動します。