【ウサギ|動物図鑑】特徴と生態

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どんななかまがいるの?

ウサギのなかまは世界中で90種類をこえます。山の岩場、森の中、林の中で生活するものなど様々です。

ウサギのなかまは大きく分けるとナキウサギ科ウサギ科があります。ウサギ科はさらに細かくノウサギ類アナウサギ類に分かれます。ナキウサギの方が原始的です。

 

ナキウサギ科

ナキウサギ科のウサギは耳が短く、足も短いのが特徴です。

耳が短いので、私たちが今まで見てきたウサギとはイメージが違いますね。北海道の大雪山・ロッキー山脈・アジア北部の高い山の岩場や、西アジアや中央アジアの草原など寒い場所に住んでいます。

寒い冬をこすために、夏の間にとってきた植物を岩場の巣穴にたくわえています。取ってきた植物は乾燥させて、ほし草になります。

 

 

ウサギ科

ウサギ科は、ノウサギ類とアナウサギ類に分かれます。

ノウサギ類

ノウサギ類には、ウサギでもっとも耳が長い『ジャックウサギ』がいます。耳の長さは20cm

ノウサギには巣穴がありません。野生では敵から狙われることが多く、いつも危険と隣り合わせ。ノウサギの子どもが一度に生まれる数は1~4頭と少ないですが、年に3~5回出産をし、子どもをたくさん産むことで子孫を減らさないようにしています。

生まれた時には、すでに大きく成長していて、毛が生えていて目も開いています。

ほとんどのノウサギは単独での生活です。敵から自分の身を守るために、小さな音を聞き逃さない大きな耳速く走るための大きな足をそなえています。

 

アナウサギ類

アナウサギには巣穴があります。何年という年月をかけて数百個の巣穴を掘ります。巣穴は迷路のようになっていて、空からの敵におそわれることがありませんが、オコジョやイタチなど陸からの敵の侵入は防げません。

生まれた時は、まだまだ小さく、毛も生えていなくて目も開きません。生後2週間くらいで、地上に初めて出てきます。母親は子どもの近くにいて、においをつけて子どもを区別します。そして生後5週間すると巣を離れていきます。

アナウサギはあなほりの天才

日本でペットとして飼育されているウサギの祖先は、あなほりが上手なアナウサギです。

飼育小屋で飼われているウサギは、土にあなをほって外ににげてしまうこともあります。

 

ウサギの特徴

耳の大きさ

ウサギは耳が長いの特徴ですが、住んでいる環境によって耳の長さが違います。

  • 天敵の少ない森の中のウサギは耳が短い
  • 天敵の多い草原の中のウサギは耳が長い

 

長い耳は、遠くにいる敵の小さな音を聞いて、危険を察知することができます。危険の大きい環境にいるウサギほど耳が長くなります。ウサギの耳は、右と左でちがう方向に動かすことができます。電波を受信するアンテナのような役目です。

 

ライオン先生
ライオン先生

小さな物音でも気づけるように耳が長く進化したんだ。ウサギの中には耳が短い種類もあるんだよ。

耳には血管が無数にあります。走っている時も、耳で風をうけることで血管を冷やし、体温の上昇をおさえることができます。

 

大きな前歯

前から見えませんが、中から見るとウサギの前歯は2重になっているんですよ。

 

独特な走り方

ウサギの走り方は、前足がついた後に、後ろ足が前足より大きく前に着地します。

跳び箱と似てるかもしれませんね。

 

ウサギの生態

食べ物

植物の葉や草、枝を好んで食べます。

生活

ニホンノウサギは昼間は休み、夜になると活動します。

2回うんちをします

ウサギは2回のうんちをするそうです。

植物を食べたウサギは1回目にやわらかいうんちをします。しばらくして、自分のうんちをもう一度食べて栄養にします。1回目のうんちにはビタミンやミネラルなどたくさんの栄養がつまっているのです。

2回目は、かたいコロコロしたうんちをします。

 

四季によって変化するウサギの毛

北海道や雪の多い東北地方、日本海側にすむウサギは、雪のふる時期に合わせて毛の色が白くなってきます。

現在、日本で生息するウサギは4種。

  • ニホンノウサギ
  • アマミノクロウサギ
  • ユキウサギ
  • キタナキウサギ

 

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