【アメリカバイソン|動物図鑑】特徴と生態

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哺乳類
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アメリカバイソン

11月第1土曜日は『バイソンの日』

クジラ偶蹄目 ウシ科 バイソン属
  絶滅危惧種
  学名  Bison bison
  英名  American bison

  • 体長  オス270~300㎝ メス180~240㎝
  • 体高  150~170㎝
  • 体重  オス800~1000kg メス500kg
  • 分布  アメリカ、カナダ西部
  • 生息地 草原、森林
  • 食べ物 草、根、葉

別名は『アメリカヤギュウ』『バッファロー』

アメリカバイソンの分布

アメリカバイソンはアメリカ、カナダ西部に分布しています。

【生息地】草原、森林

アメリカバイソンの特徴

アメリカバイソンは、大きな頭と太い首、盛り上がった肩の筋肉が特徴です。

北アメリカで最も大きい動物で、オスの体重は最大で1000kg。巨体でも時速60㎞のスピードで走り、2mの高さを飛び越える脚力があります。

アメリカバイソンの天敵はハイイロオオカミです。そのため危険を察知するのにに欠かせない聴覚と臭覚が優れています。

オスとメスの両方に角があり、最長60㎝。毎年生え変わるシカの角とちがって、一生伸び続けるので抜け落ちることはありません。

首から背中には、赤褐色~暗褐色のモジャモジャの厚い毛とタテガミが生えています。アメリカバイソンの毛は、断熱性がとても高いので寒い冬でも平気。

アメリカバイソンの足の指の数は4本。

2本の大きな指(主蹄しゅてい)で大きな体を支えています。

ライオン先生
ライオン先生

ウシの祖先は指の数は5本だったんだよ。進化とともに指の数が減っていき、今では4本!

アメリカバイソンは、大量の草を消化するために胃が4つに分かれています。

食べて胃に送られた植物は、もう一度口の中にもどして噛みなおします。これは植物を効率よく消化すためで『はんすう』といいます。

  • 食べた植物は、の胃に入っていきます
  • 植物はの胃を行き来しながら、バクテリアの力をかりて消化
  • 消化しきれなかった植物は、から口の中にもどし噛みなおします。
  • 植物が細かくなったところで③→④の胃へと運ばれます。

 

アメリカバイソンの生態

食べ物

アメリカバイソンは、昼行性で草や木の葉、小枝、根を食べます。

生活

アメリカバイソンは、北アメリカの草原や森林に住んでいます。普段は、メスと子どもだけの群れとオスだけの群れで別々に分かれて生活しています。繁殖期になるとオスとメスが合流し、大きな群れを作ります。

繁殖

オスは夏の繁殖期になると、メスの群れの支配権を獲得するために、オス同士で頭をぶつけ合って戦います。戦いに勝利すれば、たくさんのメスとハーレムをつくります。

重量級のアメリカバイソン同士が激突する映像⇩⇩

オスとメスは6月~9月に合流し交尾を行います。妊娠期間は275日~285日。4月~5月に1頭の子どもを産みます。産まれた時の子どもの体長は約60㎝、体重は15~25kg。

オスは生後3年、メスは生後2~3年で性成熟します。

子どもの体毛は赤茶色ですが、生後3カ月頃から赤茶色の毛が抜け始め、成獣と同じこげ茶色に生え変わります。

絶滅危機から復活したアメリカバイソン

かつて、北アメリカの草原には、約5000万頭のアメリカバイソンが生活していました。

18~19世紀、狩猟が原因で絶滅寸前まで個体数が減少しましたが、狩りの禁止や国立公園、鳥獣保護区で保護されたことで現在は約50万頭まで増加。

 

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