ハイイログマ
ネコ目(食肉目) クマ科 クマ属
学名 Ursus arctos horribilis
英名 Grizzly bear
- 体長 180~210cm
- 尾長 9~11cm
- 体重 110~680kg
- 分布 北アメリカ北西部
- 生息地 森林、草原
- 食べ物 小動物、死肉、サーモン、草、根、種子、果実
北アメリカに生息するハイイログマは、ヒグマの亜種です。英名はグリズリー。
ハイイログマの分布
ハイイログマは、北アメリカ北西部に分布しています。
【生息地】森林、草原
ハイイログマの特徴
毛先は、灰色をしているので『ハイイログマ』と名付けられたのですが、写真を見てみるとブロンド(金色)をしています。ハイイログマの毛は、灰色やブロンド(金色)そして黒っぽいものまで個体によってさまざま。
大きく盛り上がった肩の筋肉は、強烈なパンツを出したり、穴を掘るときに発揮します。
前足の長いツメ
クマの前足には長いツメがあります。獲物を捕らえたり、木の根や穴を掘って食べ物を探すのに向いています。
足の裏全体を地面につけて歩く
クマのなかまは、足の踵から足裏全体を地面につけながら歩きます。歩く時は、人と同じような足跡がつきます。
これを『しょこう性』と言います。
後ろ足だけで立つことも出来るので、体を大きく見せて敵を威嚇するのに役立ちます。足の速さは、時速50km。最高時速は、なんと時速60km
顔の特徴
目 視力は良くありません。
鼻 視力が良くないので臭覚に頼って生活しています。臭覚は、3km以上先にある死肉のニオイを嗅ぐことができるほど優れています。
耳 丸くて小さな耳です。
口 大きく鋭い犬歯があります。雑食性のクマには、植物をすりつぶす臼歯もあります。
ハイイログマの生態
食べ物
クマのなかまは、ホッキョクグマ以外は植物を食べる雑食性です。
ハイイログマは、ヘラジカ・トナカイ・アカシカ・バイソンなどの草食動物のほか、マス・バス・サケの魚類、果実まで、とにかく何でも食べます。
夏になると、産卵のために遡上するサケを狙って、アラスカの川には数10頭のハイイログマが集まります。
夏の終わりから秋にかけては、サケをたくさん食べて冬眠に必要な栄養源となる脂肪を蓄えます。
生活
12月になると丘の斜面に巣穴を掘って冬眠(冬ごもり)をします。その後、暖かくなる4月頃まで穴の中で過ごします。
長い冬眠から目が覚めたハイイログマの映像です⇩⇩
お腹がペコペコだから機嫌が悪いのかな!?
繁殖
繁殖期は5月~7月で、妊娠期間は180~265日。妊娠したメスは、冬眠中に巣穴の中で2~3頭の子どもを産みます。
生まれたばかりの子どもの体重は300~500g、冬ごもりが終わる春ごろには体重は4~5kgにもなります。
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