ハリモグラ
カモノハシ目(単孔目) ハリモグラ科 ハリモグラ属
学名 Tachyglossus aculeatus
英名 Echidna
- 体長 35~53cm
- 体重 2.5~7kg
- 分布 オーストラリア、ニューギニア島南東部、タスマニア島、インドネシア
- 生息地 森林、山地、岩石地、砂地、乾燥地
- 食べ物 アリ、シロアリ
ハリモグラは英語でEchidna(エキドナ)と呼ばれています。
ハリモグラの分布
ハリモグラはオーストラリア、ニューギニア島南東部、タスマニア島、インドネシアに分布しています。
【生息地】森林、山地、岩石地、砂地、乾燥地
ハリモグラの特徴
ハリモグラはモグラではありません。
フンや尿を排泄する穴と、卵を産む穴が1つになった「総排出腔(そうはいしゅつこう)」を持っています。またハリモグラには他の動物にはある胃袋がありません。
寿命は野生で45年!とても長生きの動物。
クチバシ
ハリモグラには、細長く伸びた口吻(こうふん)とよばれるクチバシがあります。長さは7.5cm。
口はクチバシの先端にあり、5mmほどしか開かず、歯はありません。
舌
舌の長さは15〜18cmで、ネバネバした液でおおわれています。
力強い前足や細くて長いクチバシをつかってシロアリの巣をこわし、小さな口から長い舌を素早く出し入れして、シロアリをからめ取って捕獲します。
トゲ
ハリモグラの背中は、硬くて鋭いトゲでおおわれています。トゲは体毛が変化したものです。
トゲは最大で長さ50mmにもなります。
敵におそわれると丸くなります
敵におそわれると、ボールの様に丸くなります。
写真でみると、栗に見えますね。
足
ハリモグラの4本の足は短く、前足と後ろ足に5本の指があります。特徴は、前足の土をかき分ける大きな爪と後ろ足のするどい鉤爪(かぎづめ)。
ハリモグラの生態
生活
昼行性で単独での行動を好みます。ハリモグラは汗腺がないため汗がかけず体温調節ができません。暑くなると涼しいところへ避難し、冬になると活動力が落ち、冬眠することもあります。
食事
ハリモグラは、アリやシロアリを主食としています。
繁殖
ハリモグラが属するカモノハシのなかまは、卵を産む珍しい哺乳類です。
繁殖期時期は6月~9月頃です。繁殖頻度は2~6年に1回となっており、1度に1個の卵を産みます。
性成熟は5~12年です。
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